らしさ中級
「自分らしく」で参考になる本・絵本・漫画を教えて!
らしさ中級
自分らしく生きるために是非読んでほしい、おすすめの本・絵本・漫画を探してみたよ。
「自分らしさ」がどんなものかわかってきたけれど、さらに参考になる本・絵本・漫画があれば是非読みたいと感じている方もいるのでは、、、。と思い、今回は
本・絵本・漫画を読んで「自分らしく生きるコツ」を学ぶ
をまとめてみました。
「自分らしく」生きたいけれどまだよくわからない、と悩んでいる方に読んでいただきたいレシピです。
[rtoc_mokuji title=”” title_display=”” heading=”” list_h2_type=”” list_h3_type=”” display=”” frame_design=”” animation=””]本・絵本・漫画という媒体自体が「自分らしく」を表現する道具です。作家はみな「自分らしく生きる」達人というわけです。
「自分らしく」な本
オススメ本1-『The Power of NOW』
まずはこちら。いきなり英語本なのが申し訳ないのですが、ちゃんと完全翻訳している日本語の本が存在していないので原書をオススメします。
「自分らしく」のことわざ・二字熟語・四字熟語、の記事
こちらでご紹介した『ニュー・アース(原題:A New Earth)』の2冊が特に有名です。
彼が伝えようとしていることはいつも一貫しています。
人間の不幸の大半は「ネガティブな思考との絶え間ない一体化」と「過去や未来に心が飛んでさまよう」ことに起因する、と。
この絶え間ないネガティヴ思考のことを彼は「エゴ」と呼んでいます。
その「エゴ」をなくす方法は簡単で「いまここにいること」だけを意識できれば、その瞬間に全ての苦しみから解放され、問題が存在しなくなると述べているのです。
この考え方は以下で記事にした、
アドラー流「自分らしく」、の記事
『嫌われる勇気』第五夜の話とも一致していますし、実際に試すとその通りだと感じることができます。
心の中を余計な心配事で満たし「自分らしく」いることを阻止する元凶は、他人ではなく自分の頭に常に語りかけてくる「エゴ」という存在のせいだと知るだけで、かなり気持ちが楽になるはずです。
エックハルト・トール本人の動画や声を聴くこともとてもオススメです。彼自身がすでに「エゴ」から完全に解放されているので、楽しそうな様子を見るだけで参考になります。
ドイツ人であり言語学者でもある彼の英語はとてもわかりやすいので、ぜひ翻訳を通さず、彼本人の言葉を受けとるチャレンジをしてみてください。
オススメ!
「いまここ」を意識し続けることは、「自分らしく」あり続けるために必須の力です。
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彼の言葉を翻訳を通さず直に聞きとりたくて、英語にチャレンジしているんだ
オススメ本2-『マルチ・ポテンシャライト』
興味があってドハマりしてのめり込むんだけれども、しばらくすると飽きて他のことがしたくなってしまう。1つのことを極め続けることができない、という悩みをお持ちのあなた。
以下の動画を見て「お!私のことだ」と思ったあなた。
そんなあなたは「マルチ・ポテンシャライト」の可能性が高いです。
ポイントは、何に対しても興味が薄いのではなく、どれもドハマりしてのめりこむということ。専門的な知識を持っているのに、それだけを極めるには他のこともやりたすぎて、うずうずしてしまう、といったあなたは、この本を読むことで心が晴れることでしょう。
著者である
一つのことを極める人を称賛しがちな世の中に「こんな自分でもいいんだ」と気づかせてくれる一冊です。
残念ながら書籍は絶版のようでどこの書店でも売っていませんでしたが、Kindle版が読めます。※2022年4月に見直してみたら、本の在庫が復活していました!
オススメ!
”器用貧乏”に悩むマルチ・ポテンシャライトさん達のために。具体的なワークを通して、自分に必要な生き方がわかる本です。
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この本ではじめて自分が「マルチ・ポテンシャライト」だと知ったんだ。まだ周りからは理解されないけれど、ずいぶん気持ちが楽になったよ。
オススメ本3-『古代への情熱 ― シュリーマン自伝』
彼は子供の頃に夢見たトロイアを見つけるため、まず実業家として成功し、膨大な資金を蓄えた後、発掘作業に入ります。
夢をかなえるため各国語に堪能になりお金を貯めていく様子が自伝として書かれているのですが、「自分をつらぬく」とはこういうことなんだなぁ!と驚嘆させられる行動の数々が書き記されています。
シュリーマンの実際の人となりは賛否両論諸説あるそうですが「情熱」をもって突き進むことの大切さ、結果を出すまでの心意気を感じ、非常に心に焼きつけられたので「自分をつらぬく」本としてオススメします。
オススメ!
儲からない事業をやりたい人は、他に儲かる事業で成功すればいいという良いお手本です。
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ユニークな語学の勉強法が書いてあり、是非習得したいと真似しましたが…続かなかった💦
オススメ本4-『アリス・ウォータースの世界』
彼女は単にレストランを経営しているだけではなく、食に対するもっと根源的な活動、例えば有機栽培、地産地消、エディブル教育、地元料理の保存、環境問題への提唱などでさまざまな功績を残しています。
近年だいぶ普及したこれらの考え方を、まだ誰も意識していなかった頃から周囲の反対に屈せず提唱しつづけてきた方で「スローフードの母」と呼ばれる存在なのです。
「自分を貫く」大切さという意味でも参考になる方ではあるのですが、この方の良さは生き方そのものが「自分らしさ」であふれ、センス良く素敵な点が挙げられます。
仕事も生き方も「自分らしく」ありたいと考えている方は、アリス・ウォータースの一貫した生き方が一つの指針になると思います。
オススメ!
本でも十分魅力は伝わるのですが、本当にオススメなのは「アリスのおいしい革命 (Blu-ray BOX)」の映像。たまにBSで再放送しています。本人出演で「自分らしく」生きる様子が魅力的でとても参考になります。
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仕事も普段の生活もすべてが「自分らしさ」で統一されていて、とにかくかっこいいんだ。
オススメ本5-『ターシャからの贈りもの』
50歳代半ばよりバーモント州の小さな町のはずれで自給自足の一人暮らしをはじめ、1800年代の農村の生活をなぞった生き方を続けることで、日本をはじめ多くの人々に共感されました。
この方がすごいのは絵本作家として一時代を築き生涯の不労収入を手に入れた上で、まったく稼げない趣味の世界に没頭し、その趣味までも世の人々の憧れの対象にしてしまい、収入の手段になっていったところ。
彼女が好きなことをすることで、世の中の人が喜ぶ。
もうここまできてしまうと最強です。
オススメ!
アリス・ウォータースと同じく、オススメは映像と一緒に本を読むことです。いろいろと出ていますが一押しはNHKの番組がDVDになったこちら。愛蔵本とセットになっている永久保存ボックス版です。
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アリスもターシャもNHKの放送で知ったのだけど、どちらも素晴らしくてとても印象に残る番組だったんだ。両方とも単なる一番組として埋もれずにDVDで発売されているのがありがたい。
「自分らしく」な絵本
オススメ絵本1-『しかもフタが無い』
ヨシタケ シンスケは日本のイラストレーター、絵本作家です。
筑波大学大学院芸術研究科総合造形コースを修了したあとイラストレーターとして活動し、絵本作家として大ブレイクしました。
この方が面白いのは、絵本作家として型破りであり、結果としてそれがゆえにユニークな存在として人気絵本作家になったということ。
詳しくは、ご本人のインタビュー(→ 「絵本作家・ヨシタケシンスケ 30代で売れなかった僕が40歳で絵本を出版するまで」文春オンライン)を読んでいただければわかるのですが、イラスト集を出したものの全く売れず、でも彼の魅力に気づいた関係者達と一緒に欠点を補う思考錯誤をしていくことによって、今までどこにもなかったユニークな絵本が完成したのです。
“らしくレシピ” では水木しげるが自伝で「ナント”
地道に「自分らしく」を発表し続け、それを熱烈なファン(業界関係者)が後押しするきっかけがあり、その時に結果を出すことで一気に世に認知される。
があるのではないかと考えています。
彼はまさにそれに当てはまる方で、地道に「自分らしい」作品を発表していくことによって、強力なファンがつき、その中からキーマンとなる方に出会うことで成功スイッチが入っています。
「自分らしい」良い作品があるだけでもダメで、キーマンの存在が必要不可欠なのですが、その出会いの瞬間に「自分らしさ」が十分に出来上がっていないとせっかくの出会いも成功へはつながらないということが、彼の成功からよくわかります。
オススメ!
こちらは絵本というよりもイラスト集なのですが、絵本作家としてブレイクする前の、売れない時代に出したこのデビュー作からもすでに魅力があふれまくっているので、こちらをオススメします。
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ぼくはこの本を2003年に京都で見つけて「なんて面白い視点なんだ!」と一目惚れして買っていたんだ。タイトルからして只者ではなく、なんで評判にならないんだろう?と思っていたので絵本作家として大ブレイクした時は自分のことのように嬉しかったよ。
「自分らしく」な漫画
オススメ漫画1-『水木しげる伝』
水木しげるは、日本の漫画家であり『ゲゲゲの鬼太郎』等で著名な妖怪漫画の第一人者です。
このサイト「らしくレシピ」でも何度もご登場いただいているのですが、それだけ飛びぬけて「自分らしさ」を貫きながら成功された方の筆頭だと思います。
この日本で、しかも「自分らしく」を徹底排除させられた戦争中に、最前線にあっても現地の人達と仲良くなってしまうなど、ずばぬけたユニークさ。さらに片腕を戦争で失い、働くことに困りつつもすべて自力でやりきってしまうタフさ。
極貧のさなかにあっても自分の得意な絵を描き続け、着実に熱烈なファンをつかみながら、ついには時代を自分の得意な「妖怪」ブームに引き込んでしまうほど。
新たな漫画ジャンルを一人で作ったといっても過言ではないのです。
妖怪ブームも確かにすごいのですが、この方の神髄は、
幼少期の神秘体験から始まり、戦争体験、貸本時代の極貧生活から一気にスター作家になる瞬間まで、実体験を事細かに漫画にしてくださっている
ところにあります。
これらの実話を他人からの聞き書きでもなければ、小説でもなく、視覚でわかる漫画という形で残してくださったのが本当に貴重で凄いことだと感じます。
売れない紙芝居作家時代には部屋を貸していたり、魚を売る副業をしていたりといったことまで描かれていて、稼げない時にどうやって生活していたかがわかり、勉強になります。
もしいかに自分が不幸かと悩んでいる方がいらしたら、ちょっとやそっとの不幸自慢はふきとばされてしまう勢いのこの漫画を読むことをオススメします。
オススメ!
水木しげる自叙伝の文庫版セットです。上巻は幼い頃の体験談、中巻は戦時中の体験談、下巻は極貧時代の体験談と、どの巻も読みごたえがありおススメです。
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なんといっても「自分らしさ」満開のご本人が自伝を、しかも漫画で描いてくださっているというところがポイントだね。これでもかと「自分らしさ」を貫くことの大切さを見せてくれるよ。
オススメ漫画2-『まんが道』
『まんが道』は、作者である藤子不二雄Ⓐの自伝的漫画作品であり、シリーズの連載として43年間続き、2013年に完結しました。
漫画家を目指す2人の少年の成長を描いた長編青春漫画なのですが、登場人物が全員著名人で空想ではなく本当にあった出来事という、ちょっとありえない自伝です。
単独ではなく、複数のレジェンドの卵時代が客観的に描かれているという意味で、水木さんの自伝とはまた違った面白さがあります。
手塚治虫、藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫といった日本漫画界の超超レジェンド達が、若い頃どうしていたか、どうやって成功していったかがわかるという意味で、よく描いてくださったなぁ!と感謝の気持ちでいっぱいになる作品です。 中心メンバーだった藤子不二雄Ⓐ 先生ご自身が描いてくださらなかったら、外部の勝手な伝説が独り歩きしてしまっていたところです。
オススメ!
『まんが道』には続編『愛…しりそめし頃に… 満賀道雄の青春』があります。あわせてどうぞ。
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トキワ荘での生活がなんだかうらやましくなる。大変そうだけれどね。
オススメ漫画3-『凪のお暇』
『凪のお暇』は、日本の女性漫画家であるコナリミサトによって描かれた漫画で2016年8月号から『Eleganceイブ』(秋田書店)にて連載中です。
他のオススメとちょっと毛色の違うこの漫画。漫画家本人というより作品『凪のお暇』自体が「自分らしく生きる」の宝庫だったので紹介することにしました。
いろいろな見方があると思うので、それぞれが感じて気軽に楽しめばいいとは思いますが、「自分らしく」に悩んでいる人と迷いがない人が登場人物で出てきて、その差は
課題の分離ができているか、いないか
だということがはっきりわかります。
「課題の分離」とは心理学者のアルフレッド・アドラーによって提唱された考え方で、他人の問題を自分事としてとらえない、ということです。
詳しくは以下の記事をお読みください。
アドラー流「自分らしく」、の記事
「自分らしく」に迷いがない人(漫画でいうとアパート上の老女、隣の小学生)は、他人から何を言われようと気にせず「自分を貫いて」好きなものに囲まれて好きに生きています。
他の人にこう言われるかもとか、こう言われたからやめておこう、などといった「他人の問題」を一切自分の問題としてとらえないわけです。
逆に他人の問題にも一切口出ししません。あくまで自分がどうしたいか、自分の課題のみ、です。
この「課題の分離」が意識できるだけで「自分らしく」に不可欠な「自己受容」がとても楽になります。
主人公は、色々な「らしくレベル」の人から様々な助言をもらいますが、まだ「らしく初級」の彼女に「らしく中級」の助言をしてもパンクして暴走するのは当たり前だし、主人公の母親のように「らしく初級」にもなっていない人に「自分らしく」をわかってもらおうとするのは無謀だということも知っておく必要があります。変化する準備ができてない人を変化させようとしないことです。
そのあたりのことは以下の記事に詳しく書いています。
自分らしくできない原因 、の記事
相手に理解してもらえないと悩んでいる方は、この漫画を読んで主人公のように相手にわかってもらおうとするような行動はとらないでもらいたいなと、老女や小学生のあり方が正解なんだよとお伝えしたいです。
そのあたりは是非、本編を読んで飄々とした様子を学んでください。
オススメ!
電子書籍でも販売されていますが、同時に何度も読み返せるコミックが読みやすいです。
同じシチュエーションでも相手によって捉え方・考え方が違うというシーンが何度もでてきて、そこが面白さを増しています。
らしさ中級
ぼくには『凪のお暇』の老女のような存在に現実に一度も出会ったことがないから、すごく羨ましい。身近に参考になる「らしく上級者」がいるってすごく貴重なことだよ。
自分好みの本に出会う方法
以上は、らしくレシピおすすめの本達ですが、ここでは自分好みの本に出会う方法をお教えしたいと思います。
本の要約サービス ー flier(フライヤー)
「自分らしく」で参考になる本を自分の力で見つけたい!という方のために、1冊10分 本の要約flier(フライヤー) をご紹介します。
このサービスの面白い所は、なんといっても新刊や人気の本の要約が読めるところ。
- 厳選した書籍を紹介している
- 本のエッセンスをカジュアルに楽しめる
- ながら聴きで学習できる
- 要約をきっかけに新たな書籍との出会いも
1)厳選した書籍を紹介している
要約は、社内外の有識者が集まる「選書委員会」で選書し、年間6,000冊出版されるビジネス書・実用書・教養書から今読むべき本を厳選しています。
2022年1月現在、要約数は2,600冊を超え、話題のビジネス書やベストセラー・名著が毎日1冊追加されています。
気になる本の要約がどんどん増えていくので、飽きることなく楽しめます。
2)本のエッセンスをカジュアルに楽しめる
プロのライターが要約を執筆した後、出版社/著者に確認し、許諾が得られた要約のみを公開しています。
著者の言いたい事や意図がコンパクトに読みやすくまとめられているので、短時間で本のエッセンスを学びたい方や難しい本で挫折してしまったことがある方におすすめです。
本を読む前に要約をチェックすれば、ポイントが把握でき、効率的な読書ができます。
3)ながら聴きで学習できる
要約は、音声再生機能で、音声でも楽しめます。
運動中やクルマの運転中・通勤の移動中など、両手が塞がっている時でも要約を聴くことができます。
スキマ時間を活用した学習にも役立てることができます。
4)要約をきっかけに新たな書籍との出会いも
著者へのインタビューや「テッパン3冊」などの話題の本を紹介する特集もあります。
読書のきっかけとなるようなコンテンツや機能も充実しています。
「忙しくて本を読んでいる暇がないけれど、面白そうな本があればじっくり読みたいので、要約を知りたい!」という人は申し込みをしてみてはいかがでしょうか。
ざっとサイトを見てみるとわかりますが、flierは、図書館に行くよりも本屋に行くよりも効率的に、人生の支えや成長のきっかけとなる本との出会いをもたらしてくれるとわかると思います。
とにかく人々に読み継がれている名著や人気の本を見つけやすいです。
無料で読めるものもありますが、2,600冊もの本の要約が読み放題のゴールドプランがおすすめです。
自分好みの本に出会うまで、まずは1ヶ月だけでも申し込みをしてみてはいかがでしょうか。
実は紹介している本の中には、例えば『うまくいっている人の考え方 完全版』のように、Amazon primeで無料で読める本も多く、Audibleでも聴けるタイトルがたくさんあるので、膨大な本の中から気に入った本を見つけるのにとても有効なサービスといえます。
Amazon primeって何?な記事
Audibleって何?な記事
らしさ中級
Amazon primeやAudibleといったサービスと連携させてどんどん読んでいくのが本当に気に入った本を見つける近道です。
flierは本を買う前に、ざっと要約が読めるからとっても便利!
まとめ
いかがでしたか?今回は、
本・絵本・漫画を読んで「自分らしく生きるコツ」を学ぶ
についてまとめました。
まだ10作品揃っていませんが見つけ次第どんどん追加していきますし、よりオススメの作品を見つけたら交換していきたいと思っています。
この記事があなたの「自分らしさ」をつらぬくためのお役に立てたら嬉しいです。
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