らしさ初級
「自分らしく」生きたいのですが、いまの私が無理なく実践できそうなことはありますか?
らしさ中級
20代や30代と、50代60代とでは「自分らしさ」のあり方も変わってきますよね。どうするとより楽に「自分らしさ」を育てられるのか、秘訣を考えてみました。
「自分らしく」生きたいんだけれども、今の自分が無理なくできる形はどんなの?と感じている方もいるのでは、、、。と思い、今回は
年代別・男女別・状況別「自分らしく」の形
を考えてみました。
「自分らしさ」は本来自分で好きなようにすればよいものですが、そうはいってもどうしたらいいかわからないという方に読んでいただきたいレシピです。
[rtoc_mokuji title=”” title_display=”” heading=”” list_h2_type=”” list_h3_type=”” display=”” frame_design=”” animation=””]焦らずゆっくり、自分が好きだったものを生活に増やしていき、徐々に相手のことも認められるようになりましょう。
年代・男女別を意識する前に
「自分らしさ」の段階は、人によって様々です。
幼少期から一貫して自分らしさをつらぬける人もいれば、10代は自分らしさがあったはずなのに20代になって自分で消してしまった人、40代から突然自分らしさに目覚めて成功した人など。
人によって異なるものに一般的な形を当てはめてしまうのは危険ともいえますが、まったくどうしたらいいかわからない人の指標になるかと思い、記事にしました。
「自分らしさ」に対してまだ抵抗がある方は、
自分らしくできない原因 、の記事
「自分らしさ」がなぜ大切なのかがわからない方は、
「自分を貫く」のメリット 、の記事
から先に読んでいただければと思います。
10代~20代 自分らしさを論破させない
10代で「自分らしさ」を維持し続けるのは、実は大変。
いまの日本の学校教育はまだまだ「自分らしさ」を抑えるような教育方針だからです。
みんなと一緒にできず他の行動をすると病名がついてしまうことすらあります。
それでも以前に比べたら「自分らしくをつらぬいた」状態の子供や大人を称賛するテレビ番組も増えてくるなど、状況はだいぶ良くなってきています。
ただ、そんなつきぬけた子供はいいのですが、そうでない子だって全員「自分らしさ」はあるということにまだ考えが至っていません。
その他大勢の普通の子達が持っている「自分らしさ」がまだまだ危機的状況にあるのです。
この時期は男子・女子という区別より、のめり込むものがある・ないで考えるといいかと思います。
【10代】自分らしくいる秘訣
- のめり込めるものがあるあなた … 人から何を言われても続けること
- のめり込めるものがないあなた … そんな自分を好きになること
10代は簡単に大人達に論破されてしまう時期です。
どんな思いをしようとも、誰に心配されようとも、何ものめり込みたいものが見つからなくても「自分」を見失わないでいることが大事といえます。
らしさ中級
多くの大人が自分の「自分らしさ」を見失っていると気づけば、それを論破しようとする人のおかしさがわかるはず。
次に、20代の多くは社会人・新人として世に出て働いている状態かと思います。
部下として、組織の一員として、学生時代の先生・生徒、先輩・後輩とは違った形で人と接することになるのです。
学生時代なら許された「自分らしく」「自由な」生活や言動も許されないと言われる状況です。
10代できちんと「自分らしさ」と向き合ってこなかった人は、慌てて「自分らしい生き方」に挑戦するか、押し込めてしまうかの選択をすることになります。
この時期は男子・女子という区別より、お金のために働いているか・夢を追って働いてるかで考えるといいかと思います。
【20代】自分らしくいる秘訣
- お金のために働いているあなた … 1割は「自分らしい」何かをやること
- 夢のために働いているあなた … 自分を過信しないこと
中途半端な「自分らしさ」では多くの場合、道半ばで諦めてしまい、夢を追わない人よりもむしろ重度に自信をなくしてしまいます。
20代は自分で自分らしさを論破してしまう時期です。
そして10代20代は「守破離」の「守」の時期。どんなに「自分らしく生きること」を試したくても、周りの助言や人からの学びを怠ってはいけない時期なのです。
らしさ中級
「自分らしさ」を失わず、どんな思いをしようともあきらめず、自分で「自分らしさ」を論破してしまわないことが大事といえます。
30代~40代 自分らしさを育てる
10代20代では否定されがちな「自分らしさ」。30代はその「自分らしさ」をきちんと持っているかどうかで人生に大きな違いが出てきます。
それまでの人生で何か「自分らしいこと」を続けられている人は10年たってそろそろ結果が出始めている頃かと思います。
30代40代は「守破離」でいうところの「破」の時期にあたり、学んだ基礎と合わせて「自分らしい」応用をきかせ、結果を出し始めるのがこの年代です。が。
20代で自分を見失った人はそんなこと考えもできない状態でしょうし、そんな人の方が多いかと思います。ちょうど結婚や子育てなど自分以外の人に意識を向けなくてはいけない時期にも突入するのでさらに自分を見失いがちです。
この時期は男子・女子という区別より、家族(子育て)メインの生活か独り(自分)メインの生活かで考えるといいかと思います。
【30代】自分らしくいる秘訣
- 家族(子育て)メインなあなた … 1割は自分の時間を持つこと
- 独り(自分)メインなあなた … 周りの雑音に心乱されないこと
30代は人のために生きる人と自分のために生きる人が出てくる時期です。
自分のために生きられている人は、生きられていない人達からあれこれ言われてしまうと思いますが、せっかくの独り生活を無駄にせず、「自分らしさ」を育てる時間にするべきです。
そして、自分のために生きられない人は、人のために自分を犠牲にしているとは決して思わずに、「いま他者貢献できているのだ」と自信を持ちつつ、1日24時間のうちの1割(約2時間半)を「自分らしさ」を育てるために必ず使ってください。
らしさ中級
家庭と会社は、自分を見失うという意味では似た場所です。1割の自分らしさを忘れずに!
40代の多くは自分の得意分野がわかってきて、この先どうしよう?と思っているかと思います。
それまで「自分らしさ」から逃げてきた人も、40代に入るとそうもいっていられない状況になってきます。
仕事では自分の代わりになる優秀な若手が増えてきて、家庭では子供達が一人立ちしはじめて、自分らしさがないと居場所がなくなってしまうことに段々気づかされるからです。
この時期は男子・女子という区別より、「自分らしさ」を持っているか、いないかで考えるといいかと思います。
【40代】自分らしくいる秘訣
- 自分らしさを持っているあなた … 育てることに注力すること
- 自分らしさを持っていないあなた … 1日1割は自分らしい何かをすること
40代は気をつけないと頭が凝り固まってしまう時期です。
「自分らしさ」をいかんなく発揮して結果を出しはじめている人と、自分を見失って苦しんでいる人との差がはっきりしがちな年代なのです。
もう遅いのだから期待するのはやめようと、そんな風に思ってはいけません。
らしさ中級
いまがどんな状態だとしても自分を信じ自分に期待し、挑戦していく時です。
50代~ 相手の自分らしさを受け止める
50代からは、仕事というよりも人間としてどうあるべきかを「自分らしさ」を通して見定められる状態になります。
それまで「自分らしさ」の育成から逃げ、自分を見失った状態の人達は、楽に「自分らしさ」を発揮している(ように見える)若者達を叩きはじめてしまうのがこの時期です。
それまでは男性女性と分けずに秘訣を書いていましたが、ここでは男性(父性)と女性(母性)として「自分らしく」ある秘訣を書いておきたいと思います。
どの年代でも大切ではありますが、特に子供と接する時期に発揮すべき「自分らしさ」です。
子供にとって、男の先生や父親といった父性が必要な場合、女の先生や母親といった母性が必要な場合があります。
子供達や若者に正しく「自分らしさ」の大切さを教えることが、50代以降の円熟した人達に必要な働きなのです。
【50代~】自分らしくいる秘訣
- 父性が必要なあなた … 相手に「自分らしさ」の良さを見せること
- 母性が必要なあなた … 相手の「自分らしさ」を受け止めること
- どちらも必要ないあなた … 相手の「自分らしさ」を叩かないこと
50代以降は自分だけではなく相手の「自分らしさ」を認めてあげる時期です。
これを心がけないと、いつまでも「自分に自信が持てない」負のループから抜け出せません。
父性が持つ「自分らしさ」の良さを相手に見せる働きも大事ですが、母性が持つ相手の「自分らしさ」を受け止める働きも非常に大事です。
相手を受け止めるためにはきちんと自分の「自分らしさ」が育っていないといけません。
間違っても未来のある子供達の想いを論破するような大人になっていてはいけないのです。
らしさ中級
60代70代で「自分らしさ」を見失っていても大丈夫!気づいた時からスタートすればいいんだ。
まとめ
いかがでしたか?今回は、
年代別・男女別・状況別「自分らしく」の形
について考えてみました。
年代別で一般的な状況を書いてみましたが、ずっと「自分らしさ」を見失っていた人が「そんな状態ではない!」と思うのはもっともで、焦る必要は全くありません。
自分らしさ診断、の記事
まずは自分が好きだったものを思い出すことが「らしさ」への第一歩になります。
この記事があなたの「自分らしさ」をつらぬくためのお役に立てたら嬉しいです。