らしさ初級
「自分をつらぬくこと」ってそんなに大切なのかな?
実際やってみると、つらいことが多くて嫌になるんだけれども。
らしさ中級
人のいう通りにしたり、自分の意志を通すことから逃げた方が楽な感じがするけれど、そのうち行き詰ってしまうんだよ。
「自分をつらぬく」ことの大切さがよくわからない。大変だから逃げたい。と感じている方もいるのでは、、、。と思い、今回は
自分を貫くことがなぜ大切か、7つの利点と魅力
を考えてみました。
7つには段階があり、実際に自分をつらぬきはじめることで、上から順番に効果を実感しやすくなっています。
「自分をつらぬくこと」を諦めそうになっている人、自信をなくしている人に、是非読んでいただきたいレシピです。
[rtoc_mokuji title=”” title_display=”” heading=”” list_h2_type=”” list_h3_type=”” display=”” frame_design=”” animation=””]いきなり上級を目指さないように。
一歩間違うと誰にも顧みられない、稼ぎもない、単なる風変わりな世捨て人になってしまいます。
自分を貫く 初級 ― ノウハウが蓄えられる
「自分らしさ」と向き合い始めて最初に実感できる効果は「自分の中にノウハウが蓄積していく感覚」です。
自分らしく生きる勇気がもらえる名言 ― 木原信敏
この記事で木原信敏が述べていたように、人真似をしないこと、つまり自分らしい独自性をつらぬくことによって、新しいものができ、そのようにしてのみ自分の中にノウハウが蓄積されていくのです。
芸事の修行工程をさす「守破離」という言葉をご存じですか?
ソニーがまだ東京通信工業という社名だった時代、初期の10年間は「守(基本を知る)」の時代として、海外の良いものをひたすら模倣する時代があったようですが、そこで学んだ後は「破(定説を破る)」、そして「離(独自をゆく)」と進んで企業として大成していきました。
芸事や企業だけではなく個人の仕事でも同じことがいえます。
会社や他人から言われるがままに作業したり、人の真似をしていても自分の功績にならないばかりか、いつまでたっても自分のノウハウとして蓄積していかないのです。
らしさ中級
ぼくも15年近くWEBプログラマをやっていて、確かに実力はついたけれど、功績にもなっていないし、積み重なってもいないし、何にも誇れるものがなくって愕然としたんだ。
人のために自分の時間を使うのは最小限にしないといけないと気づかされたよ。
「守」の段階は避けては通れないとても大事な段階ですが、他人の功績をつくるため、他人の模倣のままでずっといてはいけません。
働く時間のうち、1割でも「自分をつらぬく」ためにつかう、自分への積み重ねが大切なのです。
自分を貫く 初級 ― 流されず、動じなくなる
「自分らしさ」と向き合い始めて、次に実感できる効果は「他人の意見に流されず、何を言われても動じなくなる感覚」です。
自分らしく生きる勇気がもらえる名言 ― 森村市左衛門
この記事に登場した実業家 森村市左衛門は「日本陶器」を設立した当初、赤字続きだったため世間から「森村の工場で煙突からのぼる煙は、お札の煙だろう」と馬鹿にされたそうです。
しかし、その時にはすでに他事業で実績を出しており「自分へのノウハウ」もあり、自分に自信があったので、そんな言葉には動じず、諦めないで自分を貫き通して最終的に結果を出すことができたのです。
らしさ中級
多くの人は、ここで周囲の反対の強さに流されて、挫折しちゃうんだよね。
だから「自分へのノウハウ」を確固たるものにして自分を信頼できるようになっておくのが大事なんだ。
他人に対して頑固や意固地になるのではなく、受け流しつつ、自分だけは自分を信じてあげるという意識でいることが大切です。
自分を貫く 中級 ― 心配しなくなり、楽になる
「自分らしさ」と向き合い始めて、次に実感できる効果は「心配しなくなり、楽になる感覚」です。
自分らしく生きる勇気がもらえる名言 ― 渋沢栄一
この記事で渋沢栄一が述べたように「思い通りにいかないこと」が当たり前なことだと悟る段階にくれば、自分をつらぬくこともずっと楽になります。
悩んだり心配したりすることがなくなり、自分の夢、志にだけ心血を注げばよくなるわけなので、気持ちも自由になり、楽に生きることができるようになります。
らしさ中級
もちろん単なるやせ我慢ではだめだよ。
「自分らしさ」も中級レベルになれば、多少嫌なことがあっても、すぐに気持ちを落ち着かせられ、心底 ”思い通りにいかなくても大丈夫”って思えるようになるんだ。
自分を貫く 中級 ― 逆境に負けなくなる
「自分らしさ」と向き合い始めて、次に実感できる効果は「逆境に負けなくなる感覚」です。
自分らしく生きる勇気がもらえる名言 ― 五島慶太
この記事で五島慶太が述べているように、良い行い、良い知識だけでは予期せぬ禍が降りかかった時に太刀打ちできなくなってしまいます。
自分らしさをつらぬき通していると、「周囲に流されず、動じず」の感覚では乗り越えられないくらいのもっと強い試練が訪れることがあります。
事業が成功して実力が伴ってくると、他者から全力でつぶしにかかられるという事態も起きてくるのです。
そんな時に、生半可な思いでは立ち上がれなくなってしまいます。
そうならないために、信念といえるほど「自分をつらぬく」気持ちをしっかり強く意識して育てておく必要があります。
らしさ中級
このレベルにいる方々はもう「自分らしさ」を武器に事業等で実績がでているはず。それゆえの弊害も出るのがこの頃なんだ。
自分を貫く 中級 ― 他を助ける余裕ができる
「自分らしさ」と向き合い始めて、次に実感できる効果は「他を助ける余裕ができる感覚」です。
自分らしく生きる勇気がもらえる名言 ― 盛田善平
この記事で盛田善平が述べているように、事業を進める上で自力で成功するコツがつかめると、次は世のためになることをしようという心の余裕ができます。
よく、成功者の成功の秘訣として「世のため人のためになることを」というニュアンスの言葉が出てきますが、それができるのはこのレベルにきているから。初心者がいきなり世のための事業をやろうとしても、儲からないか役に立たないかのどちらかになってしまうので、注意したほうがいいです。
らしさ中級
自分がないうちから人のためにと頑張っても、誰も見向きもしないし、結局誰のためにもならないんだ。とにかくまずは実績、実力をつけよう!
自分を貫く 上級 ― 謙虚さが身につく
「自分らしさ」と向き合い始めて、次に実感できる効果は「謙虚さが身につく感覚」です。
自分らしく生きる勇気がもらえる名言 ― 大倉喜八郎
この記事で大倉喜八郎が述べているように、まず自分に対して助けることができるようにし、できるかぎりの努力をし、さらに人々に対して誠意のある行動ができる人のもとに幸福が訪れるのです。
一見逆説のようですが、自分をつらぬくことを極めていくと、一般的にいわれるような「自分勝手」とは真逆に、「謙虚」になっていくのが面白いですね。
まさに、
「自分らしく」のことわざ・二字熟語・四字熟語、の記事
にある「実るほど頭を垂れる稲穂かな」の世界です。
自分を貫く 上級 ― ありのまま、自分そのままで満足できる
「自分らしさ」と向き合い始めて、次に実感できる効果は「ありのまま、自分そのままで満足できる感覚」です。
自分らしく生きる勇気がもらえる名言
でオードリー・ヘップバーン(Audrey Hepburn)が
The greatest victory has been to be able to live with myself, to accept my shortcomings and those of others.― わたしにとって最高の勝利は、ありのままで生きられるようになったこと、自分と他人の欠点を受け入れられるようになったことです。
と述べたように、「ありのままで生きられるようになること」は、どんな成功よりも最高に気持ちの良いものだといえます。(注:この名言は、調べたのですが出典元に辿り着けませんでした💦 彼女が言ったと言い伝えられている、程度の信憑性です。)
そこまでいくと、他人の欠点も自分の欠点も含めて、受け入れられるようになるのでしょう。
「自分らしく」のことわざ・二字熟語・四字熟語、の記事
にある「吾唯足知」の境地ですね。
らしさ中級
理想であり、目標です!
まとめ
いかがでしたか?今回は、
自分を貫くことがなぜ大切か、7つの利点と魅力
について考えてみました。
「自分をつらぬく」の初級2つはすぐにでも実践できるので、まずは勇気をもってはじめてみていただければと思います。
中級以降は「自分らしく」の成功体験、実績がでてから実感することなので、焦らず、順番にレシピを読んでいっていただければと思います。
この記事があなたの「自分らしさ」をつらぬくためのお役に立てたら嬉しいです。
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